くらし情報『今の日本に必要なSDGsの取り組みとは? 「未来のための17の目標」を解説』

2022年3月23日 19:10

今の日本に必要なSDGsの取り組みとは? 「未来のための17の目標」を解説

(治部さん)

〈住み続けられるまちづくりを〉という目標に対しては、地方都市でテレワークができる環境を整える、という取り組みも行われている。

「地方には、働きたくても家を出られないという女性もまだまだ多い。そんな人たちにITのスキルを身につけてもらい、また、その土地のWi‐Fiなどのインフラ整備を並行して行うことで、地元に住み続けながら都会の会社の仕事をリモートで請け負うことが可能に。その街を出なくても、新しい仕事の幅が広がり、結果収入も上がります。これは今の日本に必要なSDGsの取り組みの一つだと思います」(治部さん)

また海外のリゾートにも、SDGsの視点が必要とされている。

「例えばアジアのリゾートに海外資本が大きなホテルを建てた場合、地元の人に回るのは安いハウスキーピングなどの仕事で、利益のほとんどは先進国にある資本会社に落ちるのがこれまでの常識でした。そういったマスツーリズムは環境にも良くないし、地元にも貢献しないことに企業側も気がつき、環境を汚染せず、なおかつ地元とフェアに仕事をするサステナブルツーリズムに取り組む会社が増えています」(坂田さん)

環境:人間だけでなく、動植物が暮らす自然の持続可能性に関する目標
13、気候変動に具体的な対策を
14、海の豊かさを守ろう
15、陸の豊かさも守ろう

おそらくSDGsと聞いたときに“海洋プラスチックによる海の汚染”を思い浮かべる人はとても多いはず。

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