くらし情報『『カムカム』『和田家』で好演! 段田安則「役の振り幅は大きいほうがありがたい」』

2022年4月8日 20:10

『カムカム』『和田家』で好演! 段田安則「役の振り幅は大きいほうがありがたい」

目標を決めてそこに向かっていくというよりも、台本に書かれていることを、こういう方向が面白いかなと思ってやっているうちに的が見えてきてそこに行く、という感覚です。ヘアメイクや衣装、スタッフや共演者の方々、みなさんの力を借りながらの共同作業の中で少しずつできていくものです。

――今回の『セールスマンの死』のウィリーはいかがですか?

徐々に的は見えてきてはいるんですが、まだビシッと的には当たってない気がします。

――段田さんといえば、野田秀樹さんが主宰していた劇団夢の遊眠社の看板俳優でした。当時の小劇場ブームを牽引していたのが遊眠社ですが、じつはもともとは新劇(西洋演劇の影響を受けたリアリズム劇)の俳優を目指していたそうですね。ファンタジー色の強い野田作品とは真逆というか…。

新劇の俳優になりたかったのですが、どの劇団にも入れてもらえず、ありがたいことに遊眠社に入れていただきました。ただ、東大の部室に行ったときは、失敗したと思いましたよ(笑)。
学生の演劇サークルみたいな感じでしたから。それならすぐ辞めればいい話なんですが、解散まで続けられたのは、野田さんの芝居がやっぱり独特で魅力があったからです。

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