2022年4月17日 19:10
プロデューサー×脚本家が明かす! 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』制作ウラ話
大倉:今僕の部屋の本棚にはコナンの単行本が100冊ズラッと並んでいるので、もっともっと読まないとですね。でも、「調べ物しなきゃ…」と思って読み始めると、面白くてどんどん読んでしまって、仕事が進まなくなってしまうのが困ったもんですが(笑)。――今作はタイトルに“花嫁”とあることから、“ラブコメ要素強めか?!”という期待もあるようですが、そのあたりはどうですか?
大倉:確かに劇場版のコナンの世界観には、ラブコメ要素は必須ですよね。でも実は私は、ラブコメ得意じゃないんですよ…。
近藤:大倉さんの本業は、推理作家ですからね(笑)。劇場版コナンの脚本を書いていただいたのは今作が3作目で、1作目が2017年の『から紅の恋歌(ラブレター)』…、たしかにこれもラブコメっぽいです。2019年の『紺青の拳(フィスト)』も京極と園子のラブコメがありますね。
大倉:「今回はこれで」と提示されたキャラクターを見ると、「え、これはどう考えてもラブコメ…」って。
私はまったくその素養がない人間なのに(笑)。
近藤:実は青山先生的に、「多分この回は大倉さんに脚本をお願いするだろうから、このキャラクターかな?」