くらし情報『宇多丸「パンフレットは日本独自の誇るべき文化」 エンタメ作品から自分を養う方法』

2022年4月16日 20:10

宇多丸「パンフレットは日本独自の誇るべき文化」 エンタメ作品から自分を養う方法

作品に込められた意図を読み解き、自分の糧にするには、やはりそれくらい深く向き合うことが必要なのだろうか。

「映画とか作品って人間みたいなもので、全てには深く関わっていられないと思うんです。2時間観て普通に『楽しかった』でも別にいいし、深く読み取れていないことを引け目に感じなくていい。いわゆるお勉強は興味が出たらでいいと思いますよ。で、この映画好きだなと思ったら、“推し”を推すために、いろいろ知りたくなるじゃないですか。とはいえ、その推し方も、とことん掘り下げる人もいれば、顔を見るだけで満足っていう人もいるなど人それぞれ」

そして、作品を深く理解したいと思った時には、とくに映画の場合、その環境が整っているし、そもそも日本には、映画を学びたいという風土が古くから培われているという。

「その一つが、パンフレット。海外の映画なら、日本人にはなじみのないような描写が解説してあって、鑑賞後にそれを読みながら『そういうことだったんだ』って振り返れるなんて、めちゃめちゃ文化的!パンフレットは日本独自の誇るべき文化だと思いますよ。
ほかにも資料となる本だっていっぱいあるし、もちろんインターネットもいまは欠かせない。

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