くらし情報『「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート』

2022年4月24日 09:00

「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート

2つ目は、両者とも50歳頃を境に新しい画家人生をはじめた点。3つ目は、それぞれがノスタルジックで心が休まる絵なのに、どちらも厳しい暮らしをしていたという点。過酷な状況で、安らぎに満ちた絵を描くのはどういうことなのか、いろいろ考えさせられます。

半身不随を乗り越えて…

「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート


ーーでは、二人の画家の経歴と作品を見ていきます。まずは、藤田龍児から。

京都で生まれた藤田は、大阪市立美術研究所で絵画を学んだあと、1959年に美術文化展で初入選を果たし、毎年同協会で順調に出品を続けます。

しかし、1976年から77年にかけて脳血栓を発症。半身不随となり、利き腕の右手が使えなくなります。
藤田は、画家の道を断念し、作品も大量に処分してしまいます。

その後、リハビリを経て50歳を過ぎてから左手で描き始め、1981年には個展を開き画家として復活。2002年に亡くなるまで、作品を制作し続けました。

大変美しく、ジュエリーのよう…

「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート


ーーでは、藤田の作品について、冨田さんの解説をご紹介します。

冨田さん藤田の作品は、初期のころはシュルレアリスム風で抽象性が高い作品になっています。これが、前半生の重要ポイント。

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