くらし情報『「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート』

2022年4月24日 09:00

「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート

徴兵され、数年間部隊で活動します。

除隊後、地元に戻ると農園は破産し、心労が重なった妻が精神を病んでいました。ボーシャンは妻を連れて彼女の故郷に行き、森の中に家を建てて自給自足しながら絵を描き始めます。

1921年、48歳でサロン・ドートンヌに初入選。次第に評価が高まり、何度か個展を開き1949年にはパリで大回顧展を開催します。1958年に85歳で亡くなるまで、精力的に制作を続けました。

斬新な描写が魅力

「ジュエリーのような輝き…」館長が絶賛! 今しか見られない奇跡のアート


ーーでは、ボーシャン作品について、冨田さんの解説をご紹介します。

冨田さんボーシャンは、美術教育をいっさい受けていない人で、アンリ・ルソー以来の最も優れた「素朴派」の画家ともいわれています。
絵を描くようになったきっかけは、軍隊生活。彼はそこで測地術(測量したデータをもとに正確な地図を描く)を学び、その技術で上官から高い評価を得ました。

ボーシャンの作品は、稚拙にも見えますが、それが味わいになっています。プロの画家ではやらないような斬新な画面構成や描写が魅力です。

また、もともと苗木職人なので、花や自然をモチーフにした作品が多く描かれています。絵の特徴は、あらゆるモチーフが同じような鮮明さで描かれている点。

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