2022年5月13日 18:00
監督業で新境地の渡辺大知「藤原季節くんには思いのたけを伝えました」
脚本に始まり、ロケハンや美術の打ち合わせなど、スタッフさんとは何度もコミュニケーションを重ねていきました。
過去に自主映画を撮ったことはありましたが、今回のようにさまざまな現場を経験されている方からいろいろなアイディアを教えてもらったり、ひとりでロケハンしたり、というのは自分にとってすごく新鮮でした。たくさんの可能性があるなかで何をどうやって選んでいくのか、といったことは勉強になりましたし、人とモノを作る喜びを改めて教えてもらったと感じています。
無理に自分を変えずに、波に漂っていたい
―この企画では、「変化」がテーマとして掲げられていますが、最近ご自身で変化を感じた瞬間といえば?
渡辺さんそもそも時間が流れているということは変化を伴うものであり、変化は生きることでもあるので、そういう意味ではつねに変化しているのかなと。生きることを見つめることが変化を感じ取るうえでは大切だと思っています。
映画にも始まりと終わりで変化があるように、どんなものを撮っても変化というものが映り込んでしまうので、そこに自分なりの生き方みたいなものを閉じ込められたらいいなとも考えているところです。
―なるほど。