くらし情報『国際派俳優として活躍中の尚玄「僕の見た目では日本で役がないと言われた」』

2022年6月2日 19:30

国際派俳優として活躍中の尚玄「僕の見た目では日本で役がないと言われた」

ただ、そこで諦めることなくフィリピンに渡り、プロになって夢を叶えてしまうのはすごいなと。そんな彼の生きざまに感銘を受けて、これは映画にすべきだと思いました。

―そういう姿は、ご自身とも重なるところがあったのでしょうか。

尚玄さんそうですね。僕は顔が日本人離れしているので、モデルを始めたころはハーフブームの影響もあってすぐにお仕事をいただけたんですが、本当にやりたいと思っていた俳優に移行しようとしたら、日本だと僕の見た目では役がないと言われました。実際、外国人の役や限られた配役のオファーばかりが来ましたね……。

そこで、ニューヨークに渡って演技の勉強をし、海外でいろいろなオーディションを受けることに。僕は自分のことをアウトサイダーだとつねに思っていましたが、沖縄生まれというマイノリティでもあると感じていたので、形は違えど、ハンデを持っている土山くんに共鳴していたんだと思います。


完成までに大変なことは、たくさんあった

国際派俳優として活躍中の尚玄「僕の見た目では日本で役がないと言われた」


―なるほど。構想から完成までは8年ほどかかったそうですが、特に苦労したのはどのあたりですか?

尚玄さん大変だったことは、本当にたくさんありました。最近は日本でも山田孝之さんのように俳優が映画の監督をしたり、プロデュースをしたりするようになっていますが、それも日本全国の人たちがわかるくらいの知名度がないと難しいのが現状。

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