くらし情報『母を自宅で介護する14歳…「歌に魅せられた貧しい少年」の輝く成長を描く【仏映画】』

2022年6月23日 19:30

母を自宅で介護する14歳…「歌に魅せられた貧しい少年」の輝く成長を描く【仏映画】

ヨアン・マンカ監督

母を自宅で介護する14歳…「歌に魅せられた貧しい少年」の輝く成長を描く【仏映画】


俳優と舞台演出家としてキャリアをスタートさせたのち、映画界でも才能を発揮しているマンカ監督。今回は、自伝的な要素も含まれているという物語の背景や人間にとって芸術が必要な理由などについて、語っていただきました。

―主人公のヌールにはご自身が芸術と出会ったときの体験を重ねているそうですが、それによってどのように変化があったのかについて教えてください。

監督僕自身も、ヌールと同じように14歳前後のときにフランス語の先生と出会ったことがきっかけで、演劇に興味を持つようになりました。当時は、学校の授業で習うくらいの一般的な知識しかなく、演劇のことはまったく知りませんでしたが、その先生のおかげで自分のなかにそういった興味があることを発見したのです。それはまさに、劇中で声楽の先生がヌールの才能を見い出したのと同じような感じでした。

そこから演劇に夢中になったわけですが、世界の見方だけでなく、家族や自分の人生に対する見方までも変わっていったのです。そんなふうに、僕でも新しい道へと進むことができたので、いまの若い人たちにもそれが不可能ではないこと、そして道は必ず開かれることをこの映画を通して伝えたいと思いました。

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