2022年7月21日 20:00
堀田真由、「太賀に言わないでくれ」と中野英雄から懇願されたことを告白
そのさじ加減が難しく、監督と相談しながら演じました。
ーー市川に共感したところ、自分に似ていると思ったところは?
堀田さん私がデビューした頃は、すべてが新しい世界に見え、怖いものはありませんでした。わからないからこその強さがあり、市川のように失敗を恐れず決断したこともありました。経験を重ねた今は新しいことをはじめることが怖くて、不安を払しょくするためにたくさん準備をするようにしています。ふとしたときに、あの頃の感覚を取り戻せたら、と思っていました。本作で白石監督が私のナチュラルな部分を引き出してくださり、WOWOWでデビューした頃に戻ったような気持ちになりました。
ーー白石監督と演者として共演することをどう思いましたか?
堀田さんさきほどまで一緒に演じていたのに、カットの声がかかると瞬時に白石監督に戻るんです。撮影現場に、白石監督と劇中の黒石監督というふたりの監督がいるのは、なんだか不思議な感じがしました(笑)。
普段の撮影現場では、助監督やスタッフさんがつけているインカム(インターカム)を通して監督の指示を得ることが多いのですが、白石監督はこういうふうにやってほしいと実際に演技を見せてくださるんです。