2022年7月15日 18:10
石井杏奈が本格的な時代劇に初挑戦。作品に込めた思いから、過去の葛藤まで
――志保という役をどのように解釈し、何を大切に演じましたか?
志保は控えめでおとなしく、明治時代ならではの男性より三歩下がって歩く女性。でも根底にはずっと強い意志があり、丑松(間宮祥太朗)さんへの思いや自分の存在意義もしっかり感じながら生きているので、そういう強い女性らしさを意識して演じていました。
――演じてみて、俳優としての新たな気づきはありましたか?
今まで時代劇はハードルをとても高く設定していたのですが、しっかり役に寄り添い、それでもわからないことはわからないと言えば、周りの人も教えてくれますし、演じ切れるという自信に繋がりました。それは大きな収穫だったと思います。
――時代劇の難しさとは?
一番は所作です。本当に無知だったので、わからないところはすぐ「すみません、わかりません」と言って教えてもらっていました。
――何の違和感もなかったですよ。
本当ですか?もう正座しながら足プルプルでした(笑)。
――石井さんの公式インスタグラムに投稿された本作のポスターの写真には、ただ一言、“観て欲しい映画です”と添えられていました。その一文に込めた思いとは?
個人的に、インスタグラムやSNSを見ている方に届けたい作品なんです。