くらし情報『石井杏奈が本格的な時代劇に初挑戦。作品に込めた思いから、過去の葛藤まで』

2022年7月15日 18:10

石井杏奈が本格的な時代劇に初挑戦。作品に込めた思いから、過去の葛藤まで

というのも、この映画の大きな題材は差別や身分制度。ありのままの姿を見せられずに、我慢して生きていかなければいけないというのは、現代にも通じる部分があるといいますか。何でも匿名で呟いたり、投稿できたりする今、誰かが我慢していたり、見えない何かに怯えて生きていたりする気がして。そういう意味では、昔のような身分や肩書ではないにしろ、どこかに差別が存在しているのではないかと思うんです。私自身も脚本を読んだ段階では感じられなかったのですが、実際に完成した作品を観て、今の世の中と同じ空気感だということをとても感じたので、若い世代の方に届けられたらいいなと思います。

お芝居とグループ活動の両立には、葛藤もありました。
石井杏奈が本格的な時代劇に初挑戦。作品に込めた思いから、過去の葛藤まで


――石井さんの芸能界入りのきっかけは、小5の時に現事務所LDHのダンススクール、EXPGにスカウトされたことなんですよね。そもそも、小2でダンスを始めたきっかけはなんだったんですか?

母の勧めです。
母が女の子が生まれたら、バレエとそろばんを習わせたかったそうなのですが、バレエ教室が近くになかったので、たまたま近くにあったヒップホップダンススクールに通い始めたんです。おそらく母は、私の姿勢やリズム感を良くしたかったのだと思うのですが、私は全然乗り気ではなく、レッスンがある毎週金曜日が憂鬱でしたし、“この金曜を乗り越えたら休みだー!”と思いながらやっていました(笑)。

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