くらし情報『荒牧慶彦「なんで自分はあそこに行けないのか」 『テニスの王子様』出演後の涙の過去』

2022年8月8日 18:00

荒牧慶彦「なんで自分はあそこに行けないのか」 『テニスの王子様』出演後の涙の過去

に出るという結論でした」

2003年よりスタートしたミュージカル『テニスの王子様』は、第1回公演から徐々に観客動員数を増やし、またたく間に人気コンテンツへと成長。出演俳優は、テニミュ卒業後も人気が高く、若手俳優の登竜門となっていた。そんななか、2ndシーズンに突入したテニミュでデビューを果たす。

「テニミュの初日の幕が下りた瞬間、めっちゃ気持ちよくて、何これって思ったんですよ。体力的には大変な舞台だったのにもかかわらず、すぐまた公演ができるのが嬉しくて、あの感覚は今でも忘れられないです。それまでは、ここでなんとか結果を出さなきゃって前のめりになりすぎて、結構心がぱんぱんだったんですけどね。そこからは、終演後の満面の笑みのお客さんからいただく拍手の爽快感で全部取っ払われるのがわかっているから、初日の緊張感やピリピリ感、焦燥感も全部が癖になって。舞台が大好きになりました」

しかし、悔しい思いもあった。


「同時期にテニミュに出ていた俳優たちが、その後、特撮モノに出て人気者になっていくのを見たときは、泣きましたもん。なんで自分はあそこに行けないのかって。応援したい気持ちはあるけれど、自分に足りないものがあるのが悔しくて。

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