2022年9月2日 20:00
ゆうたろう「この枠にしがみついていたらいつか消えるなって」 3年ぶりの舞台に挑むワケ
でも今は、自分の感情になかったものが、霧野を通して自分のものになっていくのが楽しい。毎日エネルギーをたくさん消費しますが、充実しています。
――先ほど、今年が転機だとおっしゃっていましたが、そう考えるきっかけはあったんですか?
この世界では、すらっとしていてスタイルがよくて端正な顔をしている方が多いですよね。僕のような顔つきや身長だと、逆に役にハマれば強いから、そこをウリにした方がいいと言われて、これまでオーディションでも近い役柄を受けていたんです。でも大人になるにつれ、新しい子がどんどん出てくる中で、この枠にしがみついていたらいつか消えるなって思ったんですね。ちょうどステイホームの時期で仕事がなかったことも重なり、普段は絶対に見ないような作品に手を伸ばすようになって、こういう役ならいけるかなって考える時間もあって。マネージャーさんに、役の幅を広げたいのでイメージと違う役でもオーディションがあればチャレンジしたいですと話して。でもそうしたら、これまでと違う役で引き立ててくださる方が出てきたり。
少しずつだけれど役者として成長できているのかなと思えたのは嬉しいです。
――新たなチャレンジに対する怖さはないですか?
なかったです。