2022年9月19日 19:00
この2年でエンタメ界は激変!? いま求められているオンラインコンテンツとは
「いいものはシェアするのが当たり前の彼ら。推しのいいところをSNSで拡散するような推し活、時間を共有する生配信なども盛り上がっています。表現の幅が広がったことで、自らが発信者になる人も増え、コンテンツは爆発的に制作されていますが、必ずしも有名人になりたいわけでもなく、趣味の一環であるのも特徴です」
と、若者マーケティングに詳しいSHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣さん。また若者はテレビを見ないといわれるようになって久しいが、6割は普段からテレビを見ているし、2~3か月に一回は映画館にも行くという。
「コンテンツ過多の今、受け手が、オンラインは“ながら視聴”で、世界観に没入したい作品は映画館へと、視聴態度にメリハリをつけるようになってきていると感じます。ただ、双方向で楽しめるオンラインと比べると、テレビは一方通行で物足りないと感じる人がいるのも事実。そこで、テレビの現場でも視聴者が制作サイドと一緒に作っている“チーム感”を大事にする番組作りが促進中。例えば『あざとくて何が悪いの?』では視聴者のリアルな悩みにMCが答える、オンラインのスピンオフ番組『あざとお悩み相談室』が人気を得ています」