2022年10月1日 20:15
クレーム対応に追われ同僚からは無言の圧… 32歳女性を追い詰めた「ブラック職場の現実」とは【前編】
クレーム対応にも見て見ぬふり
「1番大変だったのが、電話対応ですね。営業時間や次回の予約など、患者さんに直接説明しても間違える人もいたのに、さらに電話で問い合わせされることも多くて。
それに加えて通常業務もこなさないといけないので、てんやわんや。さらに、クレームの電話も多く、困りました。
クレームの対応のとき、もうひとりの事務の人は、スパッと断ち切ることができるのですが、私はそれができません。一応ちゃんと話を聞いてから応えようとするので、どうしても時間がかかってしまいます。
お昼休みに、クレームの電話がかかってくることも多々ありました。でも、昼はほかのスタッフは誰も電話に出ません。
私が出るしかないんです。それがクレーム対応だったりすると、みんな見て見ぬふり。
30分~1時間ほど対応することになり、終わるころにはもう午後の診療の準備をする時間となります。お昼の弁当が食べられず、持って帰って夜ご飯にしていたことが何度もありました」
“ブラックなクリニックで働いていた女性”の告白をご紹介しました。
小さいクリニックだからこそ、アットホームな環境のところもありますが、梨花さんの職場はそうではなかったようです。