2022年10月13日 20:00
高橋克実、妻を演じた富田靖子を語る「温かさに救われました」
もともとがお上手だからこそ、ぎこちない演技が面白くなりますね。
高橋さん富田さんはあのシーンにかけていらっしゃったと思います(笑)。駆けだすシーンのリハーサルでは、けがをしないようにひざにサポーターをつけて、熱演されていました。
ーーとても心に残るラストシーンでした。
高橋さんあのシーンは、2週間の撮影で、終盤に撮ったものなんです。大牟田の方々への感謝の気持ちがこみ上げてきて、自然に泣けてきました。僕が緑色のジャージを着ているシーンがありますが、当初、用意されていた衣装のジャージは、今どきのかっこいいやつだったんです。家で着るにはかっこよすぎるなと思い、「子どもの名札がついたままのような、緑色のジャージが良いな」と言ったら、大牟田の方々がささっと探してくださって。
あらゆるバックアップをしてくださいました。ありがたかったです。
この映画は、故郷がまた活気を取り戻すかもしれないという、希望に満ちた前向きな作品です。ぜひご覧ください。
インタビューのこぼれ話
取材の冒頭で、anan編集部内にも高橋さんのファンがたくさんいることをお伝えすると「本当ですか?いつでも脱ぎますよ(笑)」と軽妙なジョークで周囲を爆笑の渦に。