2022年12月15日 20:00
高畑充希「私は運命ってあると思っています」 『宝飾時計』で憧れの劇作家とタッグ
年明けには新たな舞台『宝飾時計』も控えている。手がけるのは、小誌でもお馴染みの根本宗子さん。
「初めて見た根本さんの作品はパワフルで、当時の私にはすごく衝撃的でした。あまりに感激して、お会いしたときに衝動的に『いつか書いてください』とは言ったけれど、まさか実現するとは思っていなかったので驚きました」
今回演じるのは、子役から活躍し30歳を迎えた女優。幼い頃に主演していたミュージカルの記念公演に、当時トリプルキャストで一緒だったふたり(小池栄子、伊藤万理華)と共に立つことに。
「私が演じる役は、とにかくこじらせ倒している人で、逆にこじらせすぎて気持ちいいくらい。以前、『問題のあるレストラン』というドラマで演じた、こじらせた役が、本当に難しかったんです。ただ最終的に、そういうところも可愛いなって、役を愛しく思えたんです。
公演が終わる頃、自分のことをすごく好きになっているか嫌いになっているか…どっちかになりそうな気がします(笑)」
追い詰められた人間の、内から噴き出す情けなくてドロドロとした感情を、笑いと切なさを交えて描き出すのが根本作品の真骨頂。
「みんな結構キャラが濃いんですよね。