くらし情報『一級建築士が教える! 選んではいけない「1人暮らしの間取り、物件」と注意点』

一級建築士が教える! 選んではいけない「1人暮らしの間取り、物件」と注意点

ですから、必ず不動産屋さんに聞いて、絶対にきちんとした回答をもらってください。

また、外断熱は年月が経つと効果も低くなるので、メンテナンスの確認もしましょう。それが面倒なら、築浅物件がベターでしょう。まとめますとズバリ、

「コンクリ壁の部屋でも、外断熱されていないものは絶対におすすめできません!」

©Carlina Teteris/Getty Images

※2022年3月5日配信

一級建築士が絶対に選ばない! 「1人暮らしの賃貸物件」基本のき

一級建築士が教える! 選んではいけない「1人暮らしの間取り、物件」と注意点


最後は、誰もが気になる「音」の問題について。音漏れする部屋の基本的な見分け方をお伝えします。

キーとなるのは遮音(音を遮る)、吸音(音を吸収する)という防音性が高いかどうか。隙間の有無などを指す気密性、壁や床材の密度、防音材が使われているかなどで変わってきます。

窓やドア、壁などに隙間がなく(=気密性が高い)、壁や床そのものの密度が高いと、話し声やテレビなど空気によって伝わる音は防ぐことができます。
ですが、人の足音や椅子を引く音など床や壁を振動させて伝わる音に対しては、壁の厚みくらいで防ぎにくいんです。これはもう致し方ないとご理解をしていただいて話を進めますね。

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