シングルマザーの厳しい現状を実感し決意! 人気スタイリストが開いた「こども食堂」に迫る
毎回、こどもたちにおいしいごはんをお腹いっぱい食べてもらいたいから、料理を一度にたくさん作るのは本当に大変ですが、一品一品こだわって作りたいので、給料制にしたのは正解でした。表参道にあるフリースクールでこどもたちに食事を提供する活動を行っている料理研究家の寺本りえ子さんにも相談。こどもが食べやすいメニューを教えてもらい、栄養バランスを考慮して毎回献立を考えています。食材は、仕事の関係でたくさんの人と話す機会があるので、その繋がりで生産者の方々に出会い、野菜は送っていただいています。もちろん足りない分は購入してまかなっています」
繋がりを育んでいくために、支援チケットを導入。
こども食堂の運営費や人件費をはじめ、持続的にこどもたちに食事を無料で提供するため、支援チケットというシステムを導入しているのもユニーク。
「今現在、自治体や企業の援助を受けていないので、みなさんからの支援金でこども食堂を運営しています。支援金は、こどもたちの食事のチケットを購入していただく形です。
支援者の方々のお名前をチケットに『さん』と書き、食堂の入り口に並べています。こどもたちはそのチケットから1枚選んで、それによって1食食べることができます。