yama「新曲の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』主題歌は自分と対話して歌っています」
というタイトルや歌詞にもありますが、閃きについて歌っています。パッと瞬間的に光る光=日常生活をしているうえで、心が動く瞬間だととらえていて。たとえばそれは自分にとってはライブをしているたった一瞬のその景色のことだったり。ライブ以外でも、生活していて頭に残って焼きついているもの、記憶だったり。どんなに暗闇にいても、それが瞬くことによって少しずつ足もとを照らしてくれて、ちょっとずつ進めるから、というイメージで作りました。
――作曲される際は、ひとつのテーマを決めて作っていくような感じなのでしょうか。
いろいろですね。毎回作り方は変わるんですが、多くの場合は「こういうメッセージを曲にしたい、音楽にしたい」と閃いて決まったら、すごくはやく作れます。
決まったあとは、歌詞はすでにいくつか使いたいワードがあるから、メロディとコード進行をギターの弾き語りをしながら作っていって。ある程度、形になったら、全体の構成を考えながら、整えていく感じですね。逆に、テーマ性ではなく、「こういう音楽、こういう曲が欲しいな」というときに、ドラムから作るときもあります。でも、多くの場合は、メッセージが先にありますね。
――それはやっぱりyamaさんが歌い手だからですか。