不動産会社の経営者が教える! 絶対に選んではいけない「マンションの特徴」
なお、住宅ローン申請等でチェックされる際に適応される面積は、パンフレットや広告等に表記されている面積より狭くなるケースがあるので注意が必要です。パンフレットなどには「壁芯(かべしん)面積」と表記されていることが多いのですが、これは壁の厚みの中心線を想定し、中心線に囲まれた部分を「床面積」とする計算方法で出した数字です。
一方で、住宅ローン申請等でチェックされる際に適応されるのは「内法(うちのり)面積」です。こちらは壁の内側の線を基準にした部分を「床面積」とする計算方法で数字を出すため、壁芯面積より狭くなる場合があるのです。
つまり「壁芯面積30㎡」と書かれていても、実際の面積は30㎡未満となり、ローン申請に通らない可能性があります。「住むための家」を買う場合は、必ず「内法面積」を調べ、30㎡未満の物件は避けたほうがいいと思います。
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教えてくれた人
石岡茜さん。2013年に「女性のための不動産会社を作りたい」と、東京・学芸大学に「ことり不動産」を設立。
女性ならではの細やかな視点と「幸せな家選び」をモットーに、物件選びをサポートしている。宅地建物取引士。著書に『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)