『名探偵コナン 黒鉄の魚影』音楽担当・菅野祐悟が明かす、劇伴創作秘話
大人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第26弾『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』が絶賛公開中。その映画をよりドラマティックに彩ってくれるのが、劇伴と呼ばれるサウンドトラック。前作に引き続き、音楽を担当するのは作曲家の菅野祐悟さん。創作の苦労や作品への思いを聞きました。
音楽・菅野祐悟さんに聞く、劇場版『名探偵コナン』の劇伴の世界。
劇場で公開されるアニメ作品のサウンドトラックを数多く手掛けてきた、作曲家の菅野祐悟さん。そんな菅野さんをしても、『名探偵コナン』の劇場版の仕事は、かなりのプレッシャーがあったそう。
「昨年公開された『ハロウィンの花嫁』が、最初に担当させていただいたコナン作品ですが、お話をいただいたときは不安がたくさんありました。
というのも、『名探偵コナン』という作品は、マンガ、TV、映画と歴史も長く、すでにファンの方に愛されている音楽も存在しているわけで、そこに自分が参加するというのは、大きなプレッシャーだったんです」
コナンのシリーズは、劇伴を作る作曲家なら誰でも憧れるビッグタイトルである、と菅野さん。だからこそ、喜びと同時に責任という大きな重荷を課せられる、とも。