くらし情報『地味な女子大生が突然アダルトグッズショップに勤務…実力派監督が語るモンゴルの性事情』

地味な女子大生が突然アダルトグッズショップに勤務…実力派監督が語るモンゴルの性事情

私は性科学を研究しているわけではないので、あくまでも個人的な印象になりますが、医学的な知識に留まるような社会主義時代の性教育に比べると、いまの中学生や高校生が受けている性教育は水準がだいぶ上がっていると思っています。

私からすると性やセックスの問題に限らず、最近のモンゴルはすべての面においてオープンな社会になりつつあるので、そこはぜひ強調しておきたいです。たとえば、私たちの上の世代がかつては認めていなかった同性愛やトランスジェンダーなどのマイノリティについても、いまは広く受け入れられるようになったと感じています。

民主化以前と以降では、大きな変化がある

地味な女子大生が突然アダルトグッズショップに勤務…実力派監督が語るモンゴルの性事情


―そのいっぽうで自分の意志で選んでいない学部に進学した主人公サロールのように、モンゴルでは学生の7割ほどが親の意向で大学の専攻を選んでいるという話を聞いて驚きました。そうなった背景について、教えていただけますか?

監督これに関しては、1990年の民主化以前と以降、というのが大きな問題になっていると考えています。まず社会主義時代では、国や単独政党から振り分けられる形で大学の専攻が決められていたので、学生たちには自分で選ぶ権利がありませんでした。

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