Da-iCE「いろんな色を見せられる一枚になった」 新アルバム『SCENE』制作秘話
工藤:じゃあ僕は「ハイボールブギ」を。これは映画(『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』)の主題歌だったんで、作ったのは1年以上前。BPM…つまり曲のスピードを一曲の中で何回も変化させる試みをしていて、これは信頼できるボーカリストじゃないと難しいな、と思って。振り付けも、ほかのダンス&ボーカルグループではやらない表現にしたかったし。
大野:曲中でテンポが変わるから、難しいんだよね。
花村:息の抜けてる裏声で歌う箇所があるんですが、この曲を録った後、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のためにファルセットの発声方法を変えたので、今同じように歌おうとすると難しくて。
大野:そう。面白い曲ではあるけど、喉のポジションをいろいろ使わないと歌いきれないからウザいんです。
工藤:ちょっ…言い方っ(苦笑)。
花村:ま、ちょっとオシャレに歌っちゃったのは僕ら二人なんで、ね。
大野:歌えると気持ちいいんだよ。この曲に限らず、今回のアルバム全体で、自分のボーカリストとしての新たなフェーズを開いてくれたなって印象がある。和田:ダンスもめちゃ楽しいんですよ。酔っ払いたちの感じが。この年齢だからこそできる、いい意味での遊びがあったりして。