不動産屋会社の経営者が教える! 選んではいけない「マンションのNG間取り」
これらを目安に、内見時にサイズを計測したり、ベランダからの眺望や日当たりなどを確認したりしておくと安心でしょう。
NG2.手すりの高さや強度に不安のあるベランダ
子どもがベランダや窓から転落したという悲しいニュースは後を絶ちません。転落を防ぐためにもベランダのある物件では、必ず、手すりや塀の高さや強度を確認してください。
建築基準法では転落防止の観点から、手すりの高さは110cm以上(できれば120cm以上)であることが推奨されています。また、JIS(産業製品に関する規格や測定法などが定められた国家規格)では、子どもの頭が通らないためにも、手すりの間隔は11cm以下にすることを規定しています。手すりや塀の高さや、すき間のサイズをしっかり計測するとともに、経年劣化等で強度が弱まっていないかもあわせてチェックしましょう。
これは実際に住んでからの注意点にはなりますが、ベランダには子どもが手すりをよじ登る足場になるような物を極力置かないことも大切です。たとえば、プランター、処分前の雑誌や新聞、段ボール、椅子、おもちゃなど。
またエアコンの室外機は、手すりから60cm以上離して設置するようにしてください。