唯一無二の物語を紡ぎ出す29歳。脚本家、演出家、映画監督・加藤拓也に迫る!
銭湯やサウナ、脱出ゲームも好きです。最近は株に興味が出てきました。あと、接骨院で骨を元の位置に戻すことにハマっています。
――整体師になりたいと思っていた時期があるのだとか。
子供のころずっと野球をやっていたので、スポーツ整体を習って、野球選手の付き人になる未来も想像していました。もし、大谷翔平の付き人になっていたら、年収8億円くらいになっていたかもしれません。なぜやっていなかったんだろうと悔やまれます。
――(笑)。
8億円あったら、何に使いますか?
投資するかな。何もしないで暮らしていける人生、憧れますよね。
――何もしなくてよかったら、物語も書きませんか?
書かないかもしれないですね。演劇も映画もどうしても興行と切り離せないので…。20億円くらいあったら、興行成績も気にせず、好きに書けるかもしれないです。
加藤さんが脚本を書き、監督した映画『ほつれる』は全国公開中。夫がありながら、木村(染谷)と逢瀬を重ねる綿子(門脇)。ある日、事故により木村を突然失い、綿子はそれまで直視してこなかったことを見つめ直す。
作・演出を手がけた舞台『いつぞやは』は10月1日までシアタートラムにて上演中。