くらし情報『唯一無二の物語を紡ぎ出す29歳。脚本家、演出家、映画監督・加藤拓也に迫る!』

唯一無二の物語を紡ぎ出す29歳。脚本家、演出家、映画監督・加藤拓也に迫る!

だと話しておられますね。

メッセージやテーマを伝えたいのなら、ブログやエッセイで十分だと思います。そのほうが短時間で読めますし、ストレートに意図が伝わります。物語にする理由は、知識を得るためではなく、体験なのではないかと。映画館や劇場で、登場人物と90分なり120分間の旅を共にして、擬似体験する。それが財産になるんじゃないかなと考えていますね。

――加藤さんの作品では、登場人物の感情に激しく共鳴します。「面白い」の一言では言い難い、ときに苦しい思いもするので、なぜまた観たくなるのだろうと、不思議に思うことも…。


芸術って必ずしも楽しいばかりのものでなくてもいいですからね。危険なものもいろいろ発信できたほうがいいのではないかなと。

――感情を強烈に揺さぶられる観劇体験が、生きている実感に近いものを得られるから、また味わいたいと思うのかもしれませんね。
罪悪感やままならぬ思いなど、闇の部分を描くことが多いのは、それが人間の本質だからですか?

どうでしょう。もしかしたら、それは僕が世の中に対して抱いている感覚なのかもしれないです。あまり希望的には見ていないかもしれません。ただ、絶望だけで終わっているつもりはないんですけどね。

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