くらし情報『脱・優等生ヒロイン像の確立も! 「朝ドラ」を変えた歴代ヒロインたち』

脱・優等生ヒロイン像の確立も! 「朝ドラ」を変えた歴代ヒロインたち

以降顕著に。“実力者”には役の機微を表現できる安心感があるので、地に足がついた等身大のヒロインも描きやすくなったのだと思います」(てれびのスキマさん)

2、“女の人生”の多様化。
まだまだジェンダーギャップはあるものの、女性も自由に働き方や生き方を選べる時代に。そんな世相を反映するかのように、近年のヒロインは、さまざまな生き方を提示してくれている。

「『あさが来た』(’15)のあさ(波瑠)は、幕末から大正の女性が表舞台で活躍することがほぼなかった時代に、結婚後、実業家として大成功します。戦後を描いた『べっぴんさん』(’16)のすみれ(芳根京子)は、結婚して子供を産んでからベビー服の会社を立ち上げました。『スカーレット』(’19)の喜美子(戸田恵梨香)は、陶芸家として自分の芸術を選んだけど、離婚後も夫といい関係を続けます。結婚するしない、子供を持つ持たないにかかわらず、近年の朝ドラがさまざまな形で描いてきたヒロインたちの共通点は“受け身”ではなく、自らの手で人生を切り拓く強さがあること。
3代の母娘を描いた『カムカムエヴリバディ』にしても、大正生まれの安子は、戦争で夫を失い、子供のるいとは生き別れになるものの、アメリカで成功します。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.