ビジネス上の会話やメールで使われることの多いビジネス用語「リスケ」。なじみのある言葉ですが、業種によって意味が異なるため、正しい使用方法を理解しておくことが必要です。今さら聞けない身近なマナーを、秘書歴15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。
リスケ、キャンセルをする際のビジネスマナー【基本編】
【元社長秘書のマナー講座】vol. 9
ビジネス上の会話やメールの中で使用されることが多い「リスケ」という言葉。具体的にどのような意味をもつかご存知でしょうか。実はリスケには複数の意味があり、例えば金融業界では独自の意味で使用されています。取引先によっては誤解が生じる可能性があるため、違いについて知っておく必要があります。今回は、リスケの意味や状況に応じた使い方、注意点など、身に着けておくべきマナーを「基本編」と「実用編」の2回に分けて解説していきます。
1.基本編「リスケ」とは?
リスケの意味
リスケとは英語の「reschedule(リ・スケジュール)」の略語で、「計画を変更する」「予定や日程を組み直す」という意味を持ちます。ビジネスシーンで使われることが多く、打ち合わせや会議の日程変更、締切の延長、プロジェクトの見直しなどの予定を変更する際に使います。