おじさんが猫に転生!? 作者が明かす、キュートで笑える「ねこおじ」誕生秘話
キャラクターは、ストーリーは、どう作られたのか。お話を伺いました。
猫漫画ですが、実はおじさん推しです。
可愛い猫のプンちゃんと、背後霊のようにふわっと浮かぶおじさん。2023年2月、X(当時はTwitter)に投稿した一枚のイラストがバズり、漫画となった「ねこに転生したおじさん」。満を持さずにゆる~く始めた作品ながら、待望の書籍化も決まり、やじまさんの漫画家人生は激変!
――「ねこおじ」最初のイラストを描くきっかけを教えてください。
やじまさん(以下、やじま):たまたま落書きで猫を描いていて、後ろに同じ表情のおじさんを描いてみたら、猫の中身がおじさんみたいな見え方になって。ネタっぽくて面白いからTwitterに投稿してみたんです。
――それまでもSNSにイラストや漫画を投稿していたんですか?
やじま:そうですね。それこそTwitterをやり始めた頃に、おじさんのイラストを投稿したこともありました。10いいねくらいしかもらえなかったですが(笑)。
でも、その後はぽつぽつとネタっぽい投稿がバズることもあり、実は「ねこおじ」の最初のイラストの時も、特に感動はなかったんです。
――では、なぜ漫画にすることになったんでしょうか?
やじま:前職の制作会社時代から担当編集をしてくれている長谷川さんと、おじさんが転生する漫画って面白そうだと話していたんです。