不動産会社の女性経営者が教える! 50~60代夫婦向け「間取り&物件選びのNGポイント」
NG2. 「バスルームが狭い間取り」
平出さん高齢者のバスルーム内での事故はとても多いです。転倒を避けること、将来的に入浴の介助が必要になった場合のときのことも考えて、ゆとりのあるバスルームを選んでおくと安心できます。また、冬場に起こりやすくなってしまうヒートショックを防ぐためにも、浴室暖房がついているバスルームを選ぶこともオススメしたいです。入口の段差や浴槽の高さ、つかまる場所があるかなど、バリアフリー面についても確認しておきましょう。
NG3. 「利便性に優れないエリアの物件」
平出さん 子どもが独立することで余裕がでてくると、趣味が増えたり、買い物や通勤など生活の拠点が変わる場合は多いと思います。そのため、家賃が安いからという理由だけで、交通手段が限られているなど利便性がよくない場所に住んでしまうのは、体力が衰えたときに日常生活に制約がでてしまってもったいない。そのため、新しい物件を選ぶ際には、子どもが独立した後にどのような生活を送りたいかライフスタイルをイメージして自分たちのやりたいことに最適な環境を選ぶのがベスト。交通の便だけでなく、スーパーやショッピングモール、医療機関などへのアクセスも通いやすい範囲にあるかを確認しておくことも大切です。