不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「修繕積立金が不足するマンションの特徴」3選
たとえばある万年理事長がいる物件では、大規模修繕工事を行う際、相見積もりを取ることなく、管理会社が勧める業者へ委託。工事費が異様なほど高額だったのですが、裏で理事長が違法なキックバック(謝礼金)を受け取っていました。
また理事長が、修繕積立金を滞納するという事例もよく聞きます。権限者が理事長のため、督促しづらく、回収が困難になってしまうのです。
マンションを安心・安全に維持するための修繕積立金を「万年理事長」に預けるのは、とても危険です。理事長および理事会の役員は、輪番制かつ期限が決まっているところを選んだほうがよいでしょう。
※マンションの修繕積立金に関するガイドライン
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001600153.pdf
Information
<教えてくれた人>
石岡茜さん。2013年に「女性のための不動産会社を作りたい」と、東京・学芸大学に「ことり不動産」を設立。
女性ならではの細やかな視点と「幸せな家選び」をモットーに、物件選びをサポートしている。宅地建物取引士。著書に『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)がある。
取材、文・髙倉ゆこ
©Ruslan/Adobe Stock
取材、文・髙倉ゆこ
不動産会社の経営者が教える! シングル女性が「今家を買うべき理由」