「マスカラ」本当の意味、知ってる? 【意外と知らないカタカナ語雑学】
今、私たちが使っているようなマスカラが発明されたのは19世紀後半。英国のコスメ「リンメル」の創始者ユージン・リンメルが、世界ではじめて“無毒”のマスカラを発明しました。
英和辞典によると、マスカラの語源はスペイン語で「仮面・マスク」を意味する言葉máscara。マスクは顔を覆い隠すものですが、リンメルは、まつ毛の欠陥を隠してくれる化粧品ということで、マスカラと名づけたそうです。(諸説あります)
なお、日本では「マスカラ」という呼び名が一般的ですが、イタリア語やスペイン語など他言語では「リンメル」という言葉がマスカラの意味でも使われています。
1900年代になると、アメリカのトーマス・L・ウィリアムスが妹のメイベルのためにワセリンと石灰粉を混ぜたマスカラを開発し、メイベリン社として創業。あの有名な「メイベリン・ニューヨーク」ですが、最初はマスカラからはじまったんですね。
昔はかなり高価だった…
ちなみに、冒頭で日本初のマスカラは200円だったと書きましたが、当時の貨幣価値ではかなり高級品でした。
また、19世紀にヨーロッパで使われていたマスカラ風の化粧品も大変高価だったようです。