くらし情報『『ムービング』監督が明かすキャスティング秘話「韓国にいる20代前半の俳優をほぼ調べ尽くした」』

『ムービング』監督が明かすキャスティング秘話「韓国にいる20代前半の俳優をほぼ調べ尽くした」

『ムービング』は、特殊能力の話というのが新しい要素です。また、私は『ムービング』の前にNetflixで『キングダム』という作品を手がけましたが、それより本格的な恋愛要素が入っているところにも興味を覚えました。

――もう一つは何でしょう?

シナリオをいただいた時は、ちょうど自分に子どもが生まれたばかりの頃だったんです。父親になり、それまで経験することのなかった感情が芽生え、台本に共感するところが多かった。とくに19話で、ボンソクの母親のミヒョンが「子どもを守るためなら、親は怪物にもなるのよ」という台詞に親の心情がよく表れていると思います。もちろん怪物というのは極端ではありますが、子どもに対する愛情は特別なもの。そこに惹かれて、この作品を作ってみたいと思ったんです。

――キャストのみなさんがハマり役だったのも、この作品の魅力を一層引き出せた要因かと思います。
キャスティングはどのようにされたのでしょう?

高校生のボンソク役とヒス役は、韓国にいる20代前半の俳優をほぼ全員といっていいほど調べ尽くした結果、イ・ジョンハさんとコ・ユンジョンさんにお願いすることになりました。私は、役を表現するうえで最も肝心なのは、俳優への演技指導より、そもそもの俳優本人の佇まいや話し方などが、どれだけ役のイメージに近いかだと思っているんです。

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