くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 収納スペースでわかる「選んではいけないNG物件」』

不動産会社の経営者が教える! 収納スペースでわかる「選んではいけないNG物件」

候補の物件がある方は収納率について頭に入れつつ、間取り図を見て計算したり、内見時に収納スペースの採寸をしたりして確認しておいてください。

NG2吊るす収納ができない押し入れ

築年数が古い物件では、メインの収納スペースが押し入れのみというところがかなり多いです。

押し入れは奥行きがあり、上下段に分かれていることから布団やシーズンオフのグッズなどを箱や袋に入れて収納しておくのに便利です。

その一方で、「奥側に何をしまったかわかりづらく、取り出しにくい」「パイプハンガーが付いていないので洋服が吊るして収納できない」といった不満の声を聞くことも多いです。

とくに、コートやスーツ、ワンピースなど丈の長い洋服や、畳むとシワになりやすい衣類を収納するときに不便です。

つっぱり棒で「即席クローゼット」を造ったり、別途、ハンガーラックなどを購入して収納スペースを増やしたりすることも可能ですが、「押し入れ内の強度が不安」「家具を置くと部屋が狭くなってしまう」といったデメリットも生じてしまいます。押し入れしかない物件を購入する場合は、業者に依頼し、クローゼットにリフォームするのがおすすめです。

ふすまを扉に交換し、棚を撤去してハンガーパイプを取り付けるという工事が一般的ですが、もしスペースがあるようなら拡張してウォークインクローゼットにすることも可能。

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