「ananマンガ大賞」受賞! 『太陽よりも眩しい星』作者が明かす、制作秘話
「第14回ananマンガ大賞」に輝いた『太陽よりも眩しい星』の河原和音先生に特別インタビュー!受賞の感想や、作品に込めた思いなどを伺いました。長年恋愛マンガを描いてきた作家ならではのお話も。
河原和音『太陽よりも眩しい星』
小学生の時から体が大きく、平均より頑丈だった岩田朔英。1年生の時に出会ったか弱くて小さな神城光輝に、それ以来ずっと片思い中。中学で背が伸びてイケメンになった彼と、同じ高校に進学するが…。数々の名恋愛マンガを描いてきた作者の最新作。1~7巻484円~/集英社©河原和音/集英社
物事の流行よりも、普遍的な気持ちを描きたい。
――まずは受賞の感想を。
河原和音先生(以下、河原):実は自分のミスで落ち込んでいたところに編集者さんからメールで受賞のお知らせをいただき、凹んでいた気持ちが一気に盛り上がり、元気になりました(笑)。ananといえば、昔、人口3万人くらいの市の高校生だったとき、誌面に載っている未知のあれこれを見てワクワクしていた思い出が。’23年も気になる特集を買いました。何を買ったかは内緒です(笑)。
――長年『別冊マーガレット』で、高校生の恋愛ストーリーを描いていらっしゃいますが、『太陽よりも眩しい星』の連載を始めるときには、どんな思いを込めてスタートされたのですか?
河原:特にテーマはなかったのですが、当時の担当編集から「恋の相手は、ハードル高めの男子にしてほしい」