72歳のおばあちゃんがアクションスターに!? アクション映画への疑問から生まれた話題作
それからほかの現場でカメラマンや撮影監督をしたり、コマーシャルの撮影でカメラオペレーターをしたり、ときにはクッキーの販売をしていたことも(笑)。女性だけで「ワンウーマンチーム」というグループを作ってお互いに仕事を紹介して支え合ったりもしていますが、本当にさまざまなバイトをしてきました。
あとは、家族や友達に援助してもらったり、ボランティアで手伝ってもらったり、タダで撮影場所を提供してもらったりしたので、そういったサポートのおかげで何とか作ることができたと感じています。
―それは大変でしたね。でも、この作品の成功を経て環境に変化も出てきたのではないでしょうか。
監督まだ生活自体はそこまで変わっていないように思います。ただ、この映画を作ったことでこれからも映画監督を続けていける自信はつきました。とはいえ、生活が楽になったわけではないので、もっと仕事をして貯金をしなければいけないなと…。
そういう問題はまだあるものの、「もう1本作れる」という確信が自分のなかに生まれたのは大きいと思います。
アクション映画が観客の心理をうまく利用している
―本作は初めての長編作品ですが、最初からジャンルはアクションと決めていたのでしょうか。