不動産会社の女性経営者が教える! 間取り図でわかる「ひとり暮らしで避けたいNG物件の見極め方」
NG4. 「キッチンと寝室に仕切りがない間取り」
平出さん家賃との兼ね合いもあるとは思いますが、できればキッチンと寝室が一体になっているワンルームではなく、キッチンとの仕切りがある1Kタイプの間取りを選んだ方がいいです。料理を頻繁にする人は特に、仕切りがないと料理のにおいが洋服や家具に移ってしまい不快な思いをしかねません。ワンルームは解放感がありますが、玄関の冷気がダイレクトに伝わったり、宅配や来客時に部屋のなかが丸見えになってしまうことも。心地よく過ごすためにも、キッチンと寝室の間にひとつでも扉がある物件を選んだ方がいいです。
――ひとり暮らし用の物件を探す際に、注意すべきことや気をつけるべきことはありますか?
平出さん一見オシャレに見えるデザイナーズ物件は、生活感がでないように機能面よりもデザインを優先して設計されていることが多いです。高い天井や吹き抜けは冷暖房が効きづらかったり、窓や収納スペースが極端に少ないことも。自分が気に入ったお部屋を選ぶのが1番ですが、生活に不便な点がないか、無理はないかを想定しておくことが大切です。人それぞれ好みや生活スタイルは異なりますが、ある程度の収納スペース、日当たりや風通しは必要かなと思います。