ついにきた、大人の恋愛小説! 「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」選考委員たちがうなった作品とは?
その恋を自ら経験している、そんな錯覚を楽しんで。
「現実世界では絶対ありえない恋も、読み進めるうちに自分ごとになってくる感覚が、恋愛小説を読む醍醐味。大賞の『今日の花を摘む』は、本の中の出来事が自分の周りで起こっているようなリアル感と、描かれる駆け引きが“大人”な一冊です。先入観を持たずに表紙を開くことが、恋愛小説をより楽しむコツなのでは」――加藤ルカさん(有隣堂)
大人になればなるほど、純粋な物語を欲するのでは。
「他の選考委員の方々の感想から、本に対して新たな気づきを得られるのが本当に楽しいです。登場人物の気持ちや行動に対し、共感に似た感情を抱くことこそ、恋愛小説を読む面白さ。以前作家の紗倉まなさんが“大人になるほど純粋な物語を求めるのでは”と言っていたのですが、まさにその通りだと思います」――山本 亮さん(大盛堂書店)
※『anan』2024年2月21日号より。写真・内山めぐみ
(by anan編集部)
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