不動産会社の経営者が教える! 年収400万円でローン「マンション購入の基本ルール」
NG1年収倍率を計算しない
物件の購入を考えるとき、まず大事なのが予算を立てることです。いまの世帯年収で、いくらくらいのマンションが購入できるのか?その目安になるのが、年収倍率という指標です。
年収倍率とは、借入額÷年収で算出することができます。 金利によっても異なりますが、無理なく住宅ローンを返済していくためには、現時点の低金利であれば年収倍率7倍以内に収めるのが望ましいと言われています。
たとえば年収400万円の人であれば、マンション購入価格は2,800万円以内に収める。そうすれば、リスクを最小限にすることができるということです。
年収倍率を参考に、大まかな予算を知るところから始めましょう。
NG2奨学金やクレジット払いを滞納している
高価な買い物なのでほとんどの人が住宅ローンから借り入れると思いますが、その際の返済負担率を計算する場合、借り入れを希望している住宅ローンの金額だけでなく、奨学金や他のローンの残高も含めて計算する必要があります。
返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合のこと。多くの金融機関では、30~35%を上限としています。
たとえば、年収400万円の人が年間100万円の借金を返済するときの返済負担率は、100万円÷400万円×100=25%となります。