食費、住居費、交際費…上限の目安は? お金のプロが“節約&お金の守り方”を伝授
家計を管理していくうえで、欠かせないのが予算。食費はいくら、交際費はいくらと、使っていいお金の上限を意識しないと、支出は目の前の欲望に流され続けてしまう。では、果たしてどのぐらいの予算が適正なのか?あくまでも一例だが、黒田さんにライフスタイル別の目安を出してもらったので、実際の支出と照らし合わせてみよう。たとえば一人暮らしシングルの住居費の目安は、手取り収入の28%。手取り22万円なら、約6.2万円となる。
「ただ、この目安より多い場合はすべて使いすぎ、というわけではありません。基本的に貯蓄さえできていれば、残ったお金はどう配分してもOK。最初にお伝えしたように、お金は自分が満足できる使い方をするのが大切なので、削ってもいい費目と、逆に自分が譲れないところはどこかを考え、優先順位をつけながら予算を組んでみて」
自分にとって優先順位が低いのに、目安より明らかに多い費目はムダに使いすぎと判断できる。
節約方法を考えて、早めに改善しよう。
「一人暮らしのシングルなら、できれば手取り収入の17%ぐらいは貯蓄に回したいところ。ここがクリアできていないうちは、出費をひとつずつテコ入れしていきましょう」