食費、住居費、交際費…上限の目安は? お金のプロが“節約&お金の守り方”を伝授
特に、服やバッグなど値が張るもので物欲に負けると、あとあとまで家計に響くので、冷静さを保てる力が欲しい。
「おすすめは、買い物を〈Needs(必要)〉と〈Wants(欲しい)〉で判断する方法です。いま自分が買おうとしているものは4つのゾーンのどこに入るかを少し立ち止まって考えてみると、客観的にジャッジできます」
たとえば、〈Needs〉と〈Wants〉の両方ともが高いAゾーンなら、多少高くても買う価値あり。削りすぎると生活に支障をきたすCゾーンは、コスパよく揃える。そして、まずは必要ないし欲しくもないDゾーンにくるものから、徹底的に削る。
「難しいのは、必要ではないけれど欲しいBゾーン。買ったときの喜びは大きく、自分を満足させるお金の使い方にも見えますが、家計を圧迫するほどの金額や頻度は考えもの。上限を決めるなどして検討しましょう」
基本的に、私たちは今あるもので十分生活でき、食品や日用品以外は今すぐ買わなくてもほぼ困らない。
購入する前に胸に手をあて、「これは本当に必要?」と自問するようにしよう。
NeedsかWantsか?消費か浪費か?
【Aゾーン:必要&欲しい】
- 趣味、旅行、習い事
- 大好きな食べ物や読みたい本
- 誰かへのプレゼント
【Bゾーン:ただ欲しいもの】
- ブランド品のバッグや化粧品
- “映える”スイーツやお店
【Cゾーン:ないと困る】
【Dゾーン:必要ない&欲しくもない】
- 気の進まない飲み会
- 安いだけのセール品
- 時間潰しのゲーム
Bゾーンは物欲とほどほどの距離でつきあうのがコツ。