津田健次郎「僕はすごく欲張りなんです」 俳優、声優、監督…多彩な活動にかける思いを語る
よく人生は顔に出るといわれますが、声にも人生は出る。僕は、それはかっこいいことだと思っています。この先もこの声で、いろんなキャラを演じたい」
【監督】監督業や作品を通じて自分の気持ちを表現したい。
「10代の頃から映画を撮りたかったのですが、特に僕はカンヌでパルムドールを獲っている作品に感銘を受け、そこからさらに撮りたいという気持ちが強くなった。僕は社会に対する思いや考え方を、作品を通して表出させたい。今は長編のプロットを書いていて、その作品でカンヌに行きたい…って、言っちゃった、恥ずかしい(笑)。でも、僕は言わないと火がつかないタイプなので。カンヌに行けることになったら、ぜひananも取材に来てください(笑)」
芝居はおもしろくて難しい。だからこそずっと夢中なんだと思う。
舞台からキャリアをスタートさせ、アニメーションや洋画の吹替、最近は実写作品での活躍も目覚ましい津田健次郎さん。仕事のフィールドが広がったきっかけを伺うと、2020年のNHKの朝の連続テレビ小説『エール』のナレーションを担当したことが一つ、と答えてくれた。「NHKのあの時間の作品は、全国津々浦々、老若男女問わず見る方が本当にたくさんいらっしゃる。