津田健次郎「僕はすごく欲張りなんです」 俳優、声優、監督…多彩な活動にかける思いを語る
僕は役者として、演じている役やシーンに対してしっかり愛を注いでいかなければ、と思いましたね」
おそらく今、ひっきりなしに出演依頼が舞い込んでいるであろう状況の中、津田さんはどんな作品に「出たい!」と心を動かされるのか。
「まず基本的に、僕はすごく欲張りなんです。アニメーションもやりたいし、映画もドラマも出たい。そういう意味で言えば、バランスということは全然考えていないですね(笑)。どんな作品に出たいというよりも、いい仕事をしたい、と思っていて…っていうと、抽象的ですよね。そもそも、何をもって“いい仕事”とするかって問題もありますし。強いて言えば、クオリティ、かもしれません。例えば僕はホラー映画が苦手なんです、怖いものが嫌いなので(笑)。
でも、例えば『ゲット・アウト』や『NOPE/ノープ』のジョーダン・ピール監督だったり、『ミッドサマー』や『ボーはおそれている』のアリ・アスター監督から声をかけてもらったとしたら、観るのはもちろん出るのも怖えぇけど(笑)、そのクオリティだったらやるべきだと思います。苦手だったり、今まで興味がそれほどなかったジャンルの作品でも、食わず嫌いをしないでやっていきたい。