岡田将生「優しさだけで夫婦はやっていけないと知った」理想の夫婦像に変化
岡田さんあれは一種の“呪いの行為”ですよね。でも、二也の言い方がダメなので、「刺されて当然」とうなずいているスタッフさんが何人もいたほどです(笑)。二也が変わっていくポイントにもなるので、大事なシーンだと思っています。
撮影では僕よりも、剣山を刺す西野(七瀬)さんのほうがドキドキしていたのではないかなと。事前にみんなでいろいろと話し合いながら、西野さんには思いっきりやってくださいと話していました。
―今回は実生活でご夫婦である今泉監督と脚本の今泉かおりさんとご一緒されましたが、おふたりを見てどう思われましたか?
岡田さんご夫婦でこの作品を描かれてケンカにならないか心配になりましたが、いろんな話し合いを重ねてくださったからこそ面白くなったんだろうなと思いました。一度だけ、現場でおふたりが話している様子を目にしましたが、真摯に向き合っている姿がすごく素敵でカッコよかったです。
同じ業界にいて、お互いを理解し合えるというのは憧れますよね。
おふたりが一緒にブラッシュアップしてくださったおかげで、今回はドラマとして強度が高い作品になったと思います。
悩むことは大切なことだと伝えたい
―夫婦でも好きなものが似ているカップルと、真逆だから惹かれ合うカップルとさまざまですが、岡田さん自身の理想に近いのは?
岡田さん僕は共感し合えたり、同じ趣味を楽しめたりするほうがいいですね。