注文住宅を建てた人が「後悔したこと」とは? 不動産専門家が教える! 間取りの「失敗ポイント」
という理由でリフォームされるかたはとても多かったので、この結果にも納得です。
――なるほど。それでは、間取りで後悔しないために、どんな点に気をつけて家づくりを進めていけばいいか教えてください。
POINT1家の広さを妥協しすぎない
予算を下げるために、「面積を減らせばいい」「家が狭くなってもいい」と考えるかたはとても多いです。ですが、住んでから自由に変えられるデザインや設備とは違い、家を広くすることはリフォームで簡単にできるわけではありません。
国交省「住生活基本計画における居住面積水準」(※2)によると、「最低居住面積水準(世帯人数に応じて、健康で文化的な住生活の基本として必要不可欠な住宅の面積に関する水準)」は、4人家族で50㎡となっています。
これは本当に最低の基準でゆったり暮らすには狭く、家族全員分の居室が持てなかったり、2階建て住宅にするには難しかったりする面積です。
より推奨されている「誘導居住面積(世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積に関する水準)」では、「一般型(郊外や都市部以外の戸建住宅居住を想定)」