注文住宅を建てた人が「後悔したこと」とは? 不動産専門家が教える! 間取りの「失敗ポイント」
スタディルームやプレイルームにしたり、テレワーク用のスペースにしたり、アウトドア用品を置いておく趣味のスペースにしたりと、あまり作りこみすぎないフリーな空間にしておくのが大切です。
お子さんが小さいうちは遊びの場として使い、その後はふたつに区切って子ども部屋にするのもよいでしょう。
最初から小さく区切って使うのではなく、成長に合わせて使いかたを変えていけばいいと思います。
POINT3 あらかじめ部屋を分けられるようにしておく
間取りの失敗談としてよくあるのが「子どもが増えたため子ども部屋が足りない」「部屋を間仕切れるようにしておけばよかった」「部屋の数を変えられるようにしておけばよかった」というものです。
リフォーム希望のかたからの相談でも多いのですが、広い部屋であっても元から設計されていないと、じつは2部屋にすることはとても難しいのです。
居室とするなら2部屋分の窓を確保する必要がありますし、新たな壁を造作するための下地も必要となります。
エアコンのダクト穴や室外機の置き場所などについても、はじめから想定しておかないと、のちのち頭を悩ませる原因になりかねません。
また、片方の部屋にはクローゼットがあるのにもう片方にはないということになったり、照明やコンセントの数が足りない場合は、壁や天井のクロスをはがして増設しなければならなくなったりします。