くらし情報『注目のTVプロデューサー「女バディというのはいくらでも可能性があるモチーフかも」』

注目のTVプロデューサー「女バディというのはいくらでも可能性があるモチーフかも」

それの女性バージョンこそ、私が作りたいエンタメです。巨悪と対峙したり、それこそ国を動かすような女バディものが一番の理想。それに近いのが、韓国ドラマの『クイーンメーカー』。自分を雇っていた大企業を倒すために、政治の世界に飛び込んだ女性が、人権派の女性弁護士をソウル市長にするべく暗躍する物語です。中年女性2人のバディもので、昔から私が好きな、裏と表の両方の力で世の中を変えていく、という要素もある。しかもバディが2人ともミドルエイジの女性というところも、新鮮でした」

長年テレビ業界でものづくりをしている工藤さんは、見慣れない設定であったり、世界観といったものは、視聴者になかなか受け入れられないことは重々承知。

「でも一方で、新鮮なもの、違和感のあるもの、知らない世界を見たいという欲もあるはずなんです。そもそも、それがエンタメのはず。
日本ではこれまで女性のバディののし上がり系エンタメは、それほど数は作られていない。そうなると、お手本とするキャラクターや物語構造がありませんから、逆にいくらでもチャレンジができる。ある意味、女バディというのはいくらでも可能性があるモチーフかもしれません」

また、工藤さんが理想とする“大きな敵に挑む物語”の場合、女バディは中年であることは必須だといいます。

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