無下にできなくて… 新人の教育担当になった20代女性が「思わずヒヤッとした瞬間」【前編】
ようやく私に、“どう思いますか?”と意見を求めてきたので、思っていることを伝えると、“私もそう思います!”と自分のフィールドに話を戻し、再びマイペースに喋り始めました。お酒が入っているというのもあるのでしょうが、彼女はきっと自分が主役になりたいタイプなのだろうなと思いましたね」
再び飲みに出かけると…
「翌週、職場で先輩の女性社員と明奈さんが真剣な表情で話し合っている姿がありました。明奈さんの表情は険しく、“はい”と返事をしてはいるものの、不満を露わにしていました。
話を終えたところで私が、“大丈夫ですか?”と声をかけると、明奈さんは目に涙を浮かべていました。これはちゃんと話を聞いてあげなければいけないと、再び夜に飲みに行ったんです。そこで、先輩とのやり取りの内容について聞きました。
仕事で効率的だと思ってしたことが、先輩に否定されてしまったようでした」
深く関わってはいけない人物かも…
「明奈さんの話を聞いて、どちらも間違っていないと思いましたが、なだめる意味でも彼女の意見のほうに同調しました。明奈さんは、“ですよねぇ”と深く頷いていました。
すると翌日、またしても先輩と明奈さんが向かい合って話をしていました。